高校準決勝

松山聖陵 36-31 野村

野村ボールのスクラムでは,聖陵がプッシュをかけて球出しをくるわせてボールゲット。野村BKがせめても接点で容易にオーバーしてボール奪取。体重差に起因する接点での力の差は歴然でした。その優位を生かして,前半は聖陵が会心の試合運び。両WTBの技も交えて24-5と大きくリードします。

後半もキックオフからのCTB小川のノーホイッスルトライで,29-5と聖陵がリードを拡げたときには勝負あったかに見えましたが,ここから野村が底力を発揮。

この日,メンバー表をみた管理人は,野村の12番山中という布陣にびっくり。山中はオール愛媛のSH。野村高校でもこれまでずっとSHをやってました(練習試合ではCTBをやったこともあったようです)。この布陣の理由は,ひとつには,先週の東予戦で山中がインフルエンザで出場できず,代役SHで出場した土居が活躍し(名前が都来っていうんですけど,ご両親はラグビー好きなのでしょうか),SH土居の目途がたったこと,ふたつには,強力FWの聖陵相手には,早くFW周辺から外にボールを回すことが必要であり,その戦術のためには,ロングパスを投げることができる山中をCTBに置きたいこと,3つには,聖陵キーマンのCTB小川を止めるために,ディフェンスのいい山中をマークにしたいこと,などがあったようです。果たしてその戦術は,聖陵FWの足がとまり始めた後半10分から20分の間はぴたりとはまり,聖陵をあわてさせましたが,最後はわずかにちから及ばすでした。

勝った聖陵ですが,後半10〜20分を除けばまずまずの戦いでしょう。FWのでかさとCTB小川が目立ちますが,両WTBやFBに走力があることが今日の試合にも現れてました。能力が高いことは確かなので,あとはいかにゲームコントロールするか,受身になったときに耐えることができるかでしょう。今日の試合でも,残り時間10分で5点差に詰め寄られたときは,以前ならばそのままくずれていたところですが,ここで踏ん張り,立て直すことができたのは,チームが成長している証。決勝での戦いぶりが楽しみです


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