愛媛県ラグビーフットボール協会 2015.11.23


高校決勝

北条31-29三島

とりつとられつの展開で進んだこのゲーム。24-29でリードされた北条がラスト1プレーで同点トライ。立町の勝ち越しゴールが決まって,北条が劇的な2年連続5回目の花園を決めました。

必死で戦った選手のみなさんや関係者の方々には申し訳ないのですが,私にはぐっと来るものがありませんでした。なぜかと考えると,厳しいタックルが見られなかったからではないかと思います。トライシーンはどれもあっさりしていました。最後の逆転の場面も,残り時間5分で三島がゴール前に攻め込みながら三島がオーバーザトップの反則(三島の立場にたてばなぜ攻め急いでいまったのか。ゆっくり時間をかけたら勝利はすぐそこだったのに)。そこからの北条のタッチキックもノータッチ(故意ではないと思います。故意のノータッチでつぶして攻める戦略であったのならごめんなさい。敬服します)。そのパントを受けた三島のカウンターアタックでもパスミスが出て,北条にボールがわたり一気に三島陣22m付近に。そして北条がPKを得て,ゴール前22mの北条ボールラインアウトとなりましたが,スローインのボールが抜けてしまってとれず,三島が確保。しかしそのラックから,今度は三島がパスアウトのボールを取れず,ゴール前で密集となり,北条がゴール前でPKを得て同点のトライ。とにかくミスミスミスが目についてしまいました。

とはいうものの北条のみなさんの努力には敬意を表します。春の大会を見て,正直言って北条は戦力的に相当厳しい,花園は無理だろうと感じました。そこからの伸びしろが一番あった故に掴むことができた栄冠でしょう。冷たい言い方で申し訳ありませんが,君たちは強くない。でも,うまくなろう,強くなろうとする気持ちは一番強かった。その気持ちであと1か月進化を継続されたし。

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