愛媛県ラグビーフットボール協会 2011.11.23
高校花園予選決勝
2011年11月23日(祝)県総合運動公園球技場
14:08 | 北条 | 27 |
15 12 |
− − |
3 10 |
13 | 三島 |
30分ハーフ
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国体愛媛代表のファーストフィフティーンのうち10人を要する北条が優位かと思われていましたが,勝負はやってみないとわからないものです。三島の粘りに苦しみながら北条が2年連続3回目の優勝を果たしました。
FWの周辺に敵を集めてからBKに展開しトライを重ねたい北条に対し,その連続攻撃を遅らせて,ディフェンスでしのぎ,PGで着実に点を重ねたい三島。試合結果を総括すると,100の力を持った北条が自分たちのペースを作れず70の力しか出せなったところ,70の力を持つ三島がほぼフルの力を出し切ったため接戦となった。ただ三島にとって惜しむらくは,相手FBに走られる場面が多かったこととラインアウト等の細かなミスの多さか。しかしながら,新人戦の時には,「この7年余で一番チーム力が低い」と評されていた今年の三島の選手たち。確かにその頃のプレーぶりもどことなく不安げで,ここ数年の王者三島の雰囲気は感じられませんでした。そのチームが約1年後に,もう少しで花園切符に手が届くところまでに成長していました。
一方の北条は,勝つには勝ちましたが,ボールの継続という点では満足いく出来ではなく,フラストレーションがたまったのではないでしょうか。昨年,国学院久我山に敗戦してからスタートしたチーム。春には,全国選抜大会出場を決めましたが,東日本大震災で大会中止。苦節を経て勝ち取った花園出場権。全国大会向けて更なる飛躍と活躍を!